ヨーガ療法（ヨーガ・セラピー）は伝統的なヨーガを科学的な研究をもとに、一般の人や疾患を持つ人でも安全にできるように改良して作られました。身体機能の回復を図るだけでなく、心の落ち着きや睡眠など精神的な健康を向上させる方法としても効果のある健康法です。生活習慣の改善や病気の予防、人間関係改善など、日常生活にも応用ができます。最近では、ストレス性の疾患、生活習慣病、介護予防や心の病にも有効であるとする研究報告が増え、現代医療的治療の補助療法としての効果が期待できるとする研究も増えています。

ヨーガ療法は、伝統的ヨーガの技法や智慧を研究し、それに改良を加えることによって、一般の人間や疾患を持つものでも行うことができるように作られたものがヨーガ療法です。（日本ヨーガ療法学会HPより抜粋）

細胞生物物理学者のブルース・リプトン博士によれば、病気の９５％はストレスが原因で生じ、残りの５％だけが遺伝によるものとしている。更に、その遺伝といわれる５％も元を正せば先祖の誰かがどこかの時点で受けたストレスが原因で遺伝子の変異が生じたとしている。つまり病気の原因はほぼ１００％ストレスということになる。病気を予防するためにはストレスマネジメントが鍵ということだ。ご存知の通り、ヨーガは昨今その分野において一際注目を浴びている。街を歩けば数歩ごとにヨガ教室の看板や広告を目にする時代だ。しかしながら、そのほとんどはグループレッスンで先生一人の指導で全員が同じプログラムを画一的に行う流れとなっている。もちろんそれでもヨーガは効果を発揮する。しかしそれだけでは個々の生徒さん一人一人のニーズを満たすには十分ではない。

病院やクリニックにおいてはDr.が個々の患者さんの症状に合わせて治療法や薬を選択するように、ヨーガ・セラピーでは個々のクライアントさんに合わせてアーサナや呼吸法、瞑想法を処方する。そのような個別のアプローチを行うことで、クライアント自らの気づきを促し、自己を癒すことができる力を取り戻していくことになる。